はじめに
訪問看護の立ち上げと言うと、
指定申請や人員基準などに目が行きがちですが、
実際にはそれ以外の細かい部分で手が止まることも多くあります。
今回は、実際に関わる中で感じた「思っていたより大変なこと」を3つご紹介します。
① 書類フォーマットを一から整えること
個人で立ち上げる場合、業務に必要な書類のフォーマットが揃っていないことが多くあります。
そのため、FAX送付状や業務日報、各種依頼書などを一つひとつ作成する必要があり、想像以上に時間がかかることがあります。
送付先の宛先一つでも、システムが整備されている病院だと送付先を選択するだけで自動入力されてましたが、はじめは手入力になります。
そして手入力の怖いところは
誤字脱字
そもそもの入力間違い です
送付先が固定してくると、専用につくっておいて・・・と徐々にシステムがされてきますが、はじめは意外と時間がかかります。
手引きには載っていない実務的な部分のため、どこまで用意すればよいのか迷いやすいポイントでもあります。
② 書類と実際の運用を合わせること
重要事項説明書や運営規程などは作成するだけでなく、実際の運用と合っていることが重要です。
例えば、記載している内容と現場の動きがズレていると、後々見直しが必要になったり、トラブルの原因になることもあります。
そして一度書類を作ったら終わりではなく、定期的に見直さなければなりません。
例えば
<重要事項説明書>
〇介護保険制度および介護報酬の改正は、原則として3年ごと
〇医療保険の改正は、原則として2年ごと
6年ごとにダブル改定されるので、介護保険・医療保険で運用している訪問看護ステーションは
1~2年に1回は必ず見直しが必要になります。
<事業内容の変更>(リハビリを導入した等)
運営している内に、リハビリを導入した時にも変更が必要になってきます。
そのため、「とりあえず作る」のではなく、「実際に使える形にする」ことが意外と大変なポイントです。
③ 紙の管理とFAX対応
訪問看護の現場では、現在でもFAXでのやり取りが多く残っています。
そのため、書類を作るだけでなく、
・どこに保管するか
・誰が管理するか
・どう整理するか
といった運用面も考える必要があります。
特に月末~次月月初にかけてのFAX量はすさまじいです
後からシステム化することも可能ですが、最初の段階である程度ルールを決めておくことが大切です。
まとめ
訪問看護ステーションの立ち上げでは、制度面だけでなく、実務的な細かい部分にも多くの手間がかかります。
特に個人での開業の場合は、「想定外の作業」が積み重なりやすいため、事前にイメージしておくことでスムーズに進めることができます。
ご相談について
訪問看護ステーションの立ち上げや、書類整備についてのご相談などの正式なご依頼は開業後に承ります。
これから開業を検討されている方や、実務面で不安のある方はお気軽にご相談ください。